【大学病院勤務】助産師の年収大公開!大学病院のメリットとデメリットは?

大学病院勤務の助産師をしているMikiです!今回は大学病院勤務の年収やメリットとデメリットについてお話したいと思います!

この記事は以下の方におすすめです。

・大学病院に就職しようと思っているけれど実際どうなのか?
・大学病院って大変だと聞くけれど実際はどうなの?
・大学病院勤務の助産師の年収は?
・大学病院勤務のメリットとデメリットは?
・転職先で大学病院を考えているけれど現職と比べて大変なのか?

目次

看護師と助産師の収入の違い

私自身大学病院勤務の助産師です。大学病院勤務の場合は看護師と助産師の年収は大きく変わりません。

病院によって助産師としての手当が付いたり、分娩を取り扱う事で分娩手当がついたりします。

そのため、クリニックや総合病院勤めになると看護師と助産師の年収の差は出てきます。

大学病院勤務助産師/看護師におけるメリット

教育体制が整っている

教育体制が整えられており、新人教育は特にしっかりとしています。新人入職をすると3ヶ月から半年は新人研修が多いです。そこで基礎看護技術やフィジカルアセスメントなどを研修で学ぶことができます。新人の頃に教育体制の整っている病院で経験を積んでよかったと多くの看護師の友人から聞くので働く病院の教育体制はとても大切です。研修は病棟業務を離れることのできる時間なので同期で集まることができて少しホッとします。既卒で入職してもその病院での看護師ラダーレベルに沿って教育がなされます。

看護研究に関わることができる

医療研究に力を入れているため、研究に参加したり、自身で臨床研究ができます。正直、業務をしながら看護研究を行うのはとても大変ですが、臨床での経験をもとに研究ができるのは大学病院だからこそだと思います。また、看護研究の際に医師にも協力してもらうことができます。私は統計が苦手だったのと倫理審査を通すことがなかなかできなかったので医師に指導してもらいながら研究を進めました。

高度な専門性の習得が可能

医療の最先端を行く施設であり、最新の知識や技術を身につけることができます。そのため、助産師/看護師として高度なスキルや知識を身につけることができます。配属された診療科に長くいることができるため、1つの診療科に特化して勤務することができるので専門知識がついていきます。医療機器についても最新のものが導入されるのでそういったことに関する勉強会も多く開催されます。

同期が多い

大学病院になると新入職者が100人以上いるところもあります。看護職だけでなく、医師や検査技師、薬剤師などとの関わりが持てます。他の職種は入職式以降関わりが少なくなるので早めのうちに横の繋がりを作っておくのをおすすめします。やはり同期がいると他の病棟に申し送りなどでいったときも心強いですし、相談しやすい環境になります。同期は仕事をしていく上でとても大切になるので、心を許せる同期を見つけましょう!

転職に強い

大学病院勤務をしていた友人に聞くと転職時に困ることがなかったと言います。教育体制が整っているところで働いているので3年目くらいで転職してもうまくいく可能性が高いです。また、専門性も高いので自分の経験してきた診療科の転職は特にスムーズにできます。

大学病院勤務助産師/看護師におけるデメリット

専門性が偏る

配属された診療科に長くいることができる反面その診療科の知識と技術に偏ってしまう恐れがあります。教育体制を整えられていることもあり、短期間で病棟の移動をすることが少なく、自身で希望しない限りその病棟での勤務が長くなります。

忙しい

患者数が多く、重症の患者さんも多いため、助産師として勤務するとストレスが大きくなることがあります。医療の専門性が高いため、医師や看護師、薬剤師、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどの専門家とチームを組み患者を支えなければなりません。患者の日々のケアはもちろん退院調整をするためのカンファレンスに参加したり、勉強会や説明会への参加も必要です。なので自分の業務がなかなか終わらないことが多々あります。

年々責任が重くなる

年々給料は上がりますが年々責任が重くなります。毎年新人が入職してくるのでメンターやプリセプターをやらなければならず嫌でも指導的立場を取らなければなりません。また、リーダーや責任者業務を任せられたりします。年数を重ねると管理職として主任や師長に任命されすこともあります。管理業務に興味のある方は良いと思いますがそうでない方には長く続けるにもプレッシャーが伴います。

委員会活動がきつい

大学病院には委員会活動というものがあります。意味がわかりません。(笑)何かと細かく決まりがあるので記録委員会、褥瘡委員会、感染委員会といったように各病棟で人選され委員会に出席します。この活動内容が業務内で終わる仕事量だといいんですがそうとも限りません。資料作りや委員会の議事録の作成などがあります。時間外でやることが多いので委員会活動はきついです。

大学病院勤務の助産師の年収は?

外資系で現役バリバリで働いている女性には敵わないし、企業している女性にも敵いません。ゆっくり患者と話していられる時間も無い現場の方が多くて毎日業務に追われています。やっぱり思い描いている世界と現実は違うし、そんなに綺麗な世界ではありません。でも好きじゃないと正直続けなれない仕事だと思っています。

新卒から13年頑張ってきて…大学病院勤務で私の現在の年収は約630万円です。

どう感じるかは個人の自由ですが…私はもっと賃金を上げて欲しいと思っています。
これは助産師に限らず看護師、介護士、保育士などの業務に関わっている方々の賃金を上げて離職率を下げるべきだと思っています。能力と労働に見合った給料をもらって然るべきだと思っています。

大学病院勤務の助産師の年収は、経験年数や勤務形態、地域などによって異なりますが、一般的には下記のような範囲になります。

  • 新卒の場合:年収約300万円~400万円程度
  • 経験3年程度の場合:年収約400万円~500万円程度
  • 経験5年程度の場合:年収約500万円~600万円程度
  • 主任以上の管理職の場合:年収約600万円~800万円以上

ただし、これらはあくまでも参考で厚生労働省のデータからの目安です。

実際の年収は多様であるため、詳しい情報を知るためには、各大学病院の採用情報や、専門の人材紹介会社などに相談することが望ましいです。

参考:厚生労働省 「医療経済実態調査の報告」
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

看護師/助産師の働き方

大学病院だけでなく看護師/助産師の働き方は様々です。公立病院、市立病院、個人病院、クリニックなど。最近はフリーで働いている方もいます。フリーで働いていても案件によって高時給であるため、月給35万以上の収入を得ることができます。

自身に合う働き方、働く環境を見つけて自身の目指す看護師/助産師として楽しく働いて欲しいと思っています。

Miki
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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